悩みや症状 - 上半身

側弯症・背骨湾曲の改善

側弯症・背骨湾曲の概要と症状、セルフチェック、原因とメカニズム、放置するリスク、ビフォーアフターについてまとめています。

【執筆】馬込鍼灸整骨院院長:加島 泰斗

側弯症・背骨湾曲とは?概要と症状

側弯症とは、背骨で構成された脊柱が左右どちらかに弯曲するとともに、背骨自体のねじれを伴う疾患です。
脊柱は、頚椎(首)、胸椎(背部)、腰椎(腰)、仙骨、尾骨から成っていて、正面と背面から見ると真っすぐに見えます。
横から見ると、頚椎と腰椎は前弯、胸椎は後弯しています。
これを生理的弯曲(S字カーブ)と言い、正常な弯曲です。
その一方で側弯症は、正面と背面から見て真っ直ぐな脊柱が、左右に弯曲してしまいます。
弯曲角度が、10度以上のものを、側弯症と診断します。
整形外科では、20度未満の側弯症は経過観察、20~30度で進行している側弯症は、装具治療(コルセット)、30度以上で症状が重度の場合は手術となります。
側弯症には、種類がありますが、80%以上が特発性側弯症です。
特発性とは、原因がわからないことを意味します。
3歳以下で発症するものは男児に多く、4~9歳に発症するものは進行する例が多く、10歳以降に発症するものは女子に多いです。
特発性側弯症以外には、原因がわかっている神経・筋原性側弯症や、生まれつき骨の形成不全による先天性側弯症があります。
症状は様々ですが、腰痛や背部痛は多くの人に見られます。
側弯症は痛みよりも、体の左右非対称性に悩む方が多くいます。

側弯症・背骨湾曲のセルフチェック

● 左右の骨盤の高さが明確に違う
● 左右の肋骨の形が明確に違う
● 片方の足を引きずって歩いてしまう

側弯症・背骨湾曲の原因とメカニズム

特発性側弯症の原因とメカニズムは解明されていませんが、当院で考える原因は次の通りです。
・日常生活での座位と立位の不良姿勢
・インナーマッスルの低下
・添加物摂取による筋肉の拘縮
・メラトニン分泌不足
不良姿勢や筋力の低下は重力がかかった際に、背骨に対して負担をかけてしまいます。
これは、弯曲角度の悪化に繋がります。
添加物を摂取しすぎると、筋肉が硬くなり、骨のねじれを引き起こしてしまいます。
ねじれにより、さらに側弯症の弯曲を複雑にしてしまいます。
日常生活の不良姿勢や筋力低下、添加物の摂取は、弯曲角度の悪化に繋がります。
メラトニン分泌不足とは、脳内の松果体と呼ばれる部分から分泌される、メラトニンが少ないということです。
メラトニンの作用の一つに、背骨の成長にメラトニンが関係しているのです。
メラトニンの受容器が、椎骨(背骨)に存在することが分かっています。
椎骨の前方、後方の成長スピードとピークは異なります。
椎骨の後方部分が早く成長が止まり、その後前方部分が止まります。
後方部分の成長が不十分なままだと、本来後弯している胸部がまっすぐになってしまいます。
鶏の実験ですが、羽化後直ぐに松果体を除去すると、100%の確率で側弯症を発症させることができることがわかっています。
また、除去した鶏にメラトニンを投与すると、側弯症は発生しないこともわかっています。
ただし、ネズミの実験では4足の場合には松果体を除去しても、側弯症は発症しません。
つまり。メラトニンのみの問題というわけでなく、胸部や腰部の不安定さが発症に必要な要因ということになります。
実際にヒトの側弯症の方の、メラトニンの量を測定すると、側弯症でない方に比べて低値ということも報告されています。

側弯症・背骨湾曲を放置するリスク

● 側弯症の角度が15度を超える場合、外見上の歪みが目立ち精神的ストレスが増大する。
● 背骨や椎間板に負担がかかり、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を引き起こす。
● 外科手術をすると、手術痕が残る、前屈ができない、CT検査ができないなどのデメリットが発生する。

側弯症・背骨湾曲のビフォーアフター

10代男性

13歳で線維筋痛症を発症し、歩行困難になり、上半身のみで生活を送っていました。
17歳で線維筋痛症が完治し、病院でレントゲン撮った際に側弯症と診断されました。
恐らく、上半身のみでの生活をおくっていたことが原因と考えられます。
弯曲角度が29度あり、自覚症状はないものの、肋骨の変形と肩甲骨の高さの違いが顕著にみられていました。
モルフォセラピーにより筋肉の柔軟性を取り戻した状態でトレーニングを行い、レインボー療法により弯曲の悪化を防ぎました。
その結果、肋骨の変形と肩甲骨の高さの違いは残存するも、体のフォルムが左右対称に近づきました。

20代男性

中学生で、特発性側弯症を発症されました。
弯曲角度が25度で、中学生から高校生までは症状はありませんでした。
大学生になり、勉強時間が増え肩こりを感じるようになりました。
ちょうどその頃からボクシングをはじめ、ボクシングが終わると、背中の張感、腰痛、ふくらはぎの張感が強く出ていました。
その悩みが約4年続いていました。
当グループではモルフォセラピーを中心に施術を行った結果、痛みや張感は全て改善しました。
25度あった弯曲も数度改善しました。

30代女性

会社の健康診断で側弯症と診断されました。
自覚症状はありませんが、左右の肩の高さの違い、自分の見た目がくの字になっていることが気になっていました。
骨格の改善をするために、ほとんど毎日トレーニングを行い、月に2回レインボー療法で弯曲の悪化を防ぐように施術を行いました。
その結果、1年後の健康診断では側弯症と診断は受けませんでした。

50代女性

中学生の頃に特発性側弯症を発症しました。
この頃から、肩のコリや左右の骨格の違いがありました。
30代の頃から、弯曲が悪化しびっこを引くようになり、50代で右足にシビレを感じるようになり、歩行困難になってしまいました。
診たところ、弯曲は30度程度あり左右の骨盤の高さの違いが顕著に診られました。
モルフォセラピーで骨格のねじれを改善させたことで、シビレが無くなり正常歩行が可能になりました。
現在は、再発防止のため定期的にメンテナンスしています。

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