医学の父、ヒポクラテスでさえ頭を抱えた【側弯症】

医学の父、ヒポクラテスでさえ頭を抱えた【側弯症】

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こんにちは。

品川接骨院グループ

側弯専門施術をしている加島と申します(^^)

 

当院は数多くある症状や疾患の中で、側弯症に特化しています。

側弯症は未だ原因不明で未知な疾患です。

 

ですが、少しずつ解明に近づいているのは間違いないと思います。

 

今日から、側弯症についてためになることを投稿していきますので

興味のある方は是非、読んでください(#^.^#)

 

まず記念すべき初投稿は

『側弯症の歴史』


をお伝えしようと思います。

治療をするには、まずその病気の歴史を知らないと!

 

側弯症の歴史


 


側弯症は紀元前には既に認知されていました。これはヒポクラテスの記述にあるので間違いないと思います。ある文献には紀元前2400年には存在していたというものもありました。

これが本当だと今から約4400年前から側弯症は存在していたということになります。

 

さすがにビックリです( ゚Д゚)


 

ヒポクラテスは独自の牽引台を作り、矯正を試みるも、牽引台で治せるような疾患ではありませんでした。

ヒポクラテスは、「治療は困難で牽引は無効である」と述べました。

現代でも牽引は無効で、オペの際に用いるくらいです。

 

紀元前の当時、一般人においては、側湾症という病気の概念などなく医学に携わった人々も初期診断や治療の手段を持ち合わせていなかったので、高度変形となり肺性心がみられるようになって初めて周囲が問題意識を持ち治療を考慮したものと思われます。この段階での側弯症治療は、減債の医療レベルにおいても極めて困難といえるものです

このような状況は後、中世を経て長らく続きました。

 

中世ヨーロッパで用いられた各種牽引療法の記録が残されている。治療補として無効ではあったもののほかに手段はなく行われていたが、この時代に発達した牽引法の技術は現在使用する牽引療法の礎となったと言えます。

 

20世紀に入り、1911年、ビブスとオールビーという方が脊椎後方固定術の治療をそれぞれ同時に報告しました。いずれも脊椎カリエスの治療に対するものでありましたが、将来、脊柱側弯症治療へと応用されるものでした。

後年、牽引により側弯の矯正を行い、その矯正位保持のために牽引下に体幹ギプスを巻きその後手術(脊椎後方固定術)する方法が開発されました。それは側弯の程度に見合った面積・長さでギプスに平部を開窓し、そこから脊椎後方固定術として腸骨骨移植する方法で当時の最新治療として注目を集めました。

 

側湾症に対する脊椎後方固定術と腸骨骨移植の問題点


・牽引下での矯正には限界がある

・ギプスが緩み矯正損失を生じる

・褥瘡がみられる

上記のことから十分な矯正ができなっかた。

 

しかし、ある程度の進行防止は可能となった。側弯症が軽度であれば矯正も良く治療の成功率も高まるということで、早期発見、早期治療の重要性が広く認識されるようになったが、専門家に限られた認識でした。

 

1911年って最近ですよね?側弯症の治療はここ最近進化してきたわけです。


それまでは手のつかない病気だったわけですね。


 

ここからがすごいのでしっかり見てください

1960年、ハリントンにより、ハリントン-インストゥルメンテーション(HI)による側弯症の矯正・固定術【椎間関節固定+腸骨骨移植】の治療実績が報告され、時代は一変しました。中等度の側湾であれば、冠状面偏見は矯正されるようになったのです。しかし、固定力に問題があり術後のギプスの併用は必須でした。またこの時代に矢状面変形に関する知識はなく、それが伸延力のみで矯正するハリントン法の限界でした。ますます早期発見、早期治療の重要性が強調されるようになりました。

1960年なんてより最近ですよね‼このインストゥルメンテーションは現代でも使われるオペなので、オペを考えているあなたはYouTubeで検索してみて下さい。


 

1980年頃から脊椎インストゥルメンテーションという固定術が普及しはじめて、現代はこの呪術が側弯症に対する一般的である。

 

時代に乗って我が国では1978年(S.53)から側弯症の学校検診が学校保健法で義務付けされ、側弯検診が学校単位で実施されるようになり今日に至っています。

行っていないところも多いですが”(-“”-)”


 

まとめ

・側弯症は紀元前には既に認知されていた。少なくとも今から2020年以上前

・ヒポクラテスは独自の牽引台を作り矯正を試みるも「牽引は無効である」と述べている

・1911年ビブスとオールビーが脊椎後方固定術を同時期に報告

これは脊椎カリエスの手術であったが、後に側湾症治療に応用される

・1960年、ハリントンにより側湾症の矯正固定術、インストゥルメンテーション【椎間関節固+腸骨骨移植】の治療実績が報告された。

しかし、固定力に問題があり術後のギプスの併用は必須でした。またこの時代に矢状面変形に関する知識はなく、それが伸延力のみで矯正するハリントン法の限界でした。ますます早期発見、早期治療の重要性が強調されるようになりました。

・1980年に1980年頃から脊椎インストゥルメンテーションが普及

・1978年(S.53)から側弯症の学校検診が学校保健法で義務付けされ側弯検診が学校単位で実施

 

いかがでしたか?未だ解明されていない側弯症ですが、手術での成功が増えてきています。

私は手術しないで側弯症を改善できないか日々、試行錯誤しています。


その結果、モルフォセラピーという施術法で数々の側弯症患者さんに貢献


できていると思っています。


変形を治すことはできませんが、ズレを戻すことはできるのです。


 

次回は【側弯症とは何なのか】

側湾症について私の知る限りをお伝えします。

 

モルフォセラピーについて詳しくはこちら

https://www.e-sekkotu.com/morphotherapy/

2021.1.26

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