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靭帯損傷の改善

靭帯損傷の概要と症状、セルフチェック、原因とメカニズム、放置するリスク、ビフォーアフターについてまとめています。

【執筆】リフレ鍼灸整骨院:藤田 拓巳

靭帯損傷とは?概要と症状

靭帯とは、関節の安定性の補助や必要以上に関節が動かないようにサポートするための組織です。
靭帯は筋肉に比べて頑丈なために伸縮性が低いという特徴があります。
そのため、関節が靭帯の可動性以上の動きを強制された時や、スポーツにおける使い過ぎなどで靭帯は損傷されます。
体のあらゆる場所には靭帯が存在していて、靭帯損傷の機序はそれぞれの関節の動きによって異なります。
靭帯が損傷すると、関節を動かす際の動作痛、関節のぐらつきなどの不安定性が出てくるため、日常生活やスポーツ活動が困難になるという特徴があります。
また、靭帯組織を損傷した場合患部の腫脹・熱感・疼痛・内出血などの特徴もあります。
損傷度合いによって回復までの期間も大きく違うため、経過を見ながら対応する必要があります。
損傷が大きい場合通常の生活に戻るまでに時間がかかるため、筋力低下にも注意が必要です。
また、靭帯は一度損傷して、回復前に運動を再開した場合再受傷の可能性も高くなる為、疼痛緩和後の運動にも注意が必要です。

靭帯損傷のセルフチェック

● 関節を動かす際に強い痛みがある
● 動かそうとしても力が入りにくい
● 患部に内出血や腫れが現れている

靭帯損傷の原因とメカニズム

関節は筋肉と靭帯によって安定化を図っています。
筋肉は関節を動かすための作用が大きい為、安定性の大部分を占めるのは靭帯です。
安定性の筋肉の働きが及ばない動きでは靭帯に直接負荷が加わります。
肘関節、膝関節の前後運動は筋肉も安定性に関与していますが、側方の制限は靭帯が行っています。
そのため肘関節は投球動作で、膝関節は横方向の体重移動でそれぞれ受傷しやすいという特徴があります。
また、膝関節は関節内部に十字靭帯という強固な靭帯があります。
膝の前後運動や屈伸運動時に安定性を高めるための組織になります。
この靭帯は繰り返しのジャンプ動作や前後のストップ動作で負荷がかかります。
大腿の筋バランスが崩れることで特に負荷が集中して断裂などの症状が出ます。
また、膝関節と足関節では治癒にかかる時間に大きな違いがあります。
足関節は関節外の靭帯で、膝関節の十字靭帯は関節内靭帯であることが大きな違いとなります。
十字靭帯は関節内に存在し、栄養血管が少なく損傷の自然治癒が困難です。
比べて足関節の靭帯は栄養血管が豊富なため、多少の損傷であれば自然的な治癒が期待できます。

靭帯損傷を放置するリスク

● 関節が緩むことで安定性がなくなり、制限がかかるはずの動きに制限がかからず再受傷しやすくなる。
● 患部の炎症と痛みが悪化し、患部周辺の筋力が低下することで力が入りづらくなる。
● 動きが悪い関節をカバーするために、別の関節に負荷がかかり症状を引き起こす。

靭帯損傷のビフォーアフター

30代男性

日常的にトレーニングを行っている方で、スクワットをした際に膝の内側に痛みが出たため来院されました。
この方は足関節のバランスが悪いため、普段から膝の内側を酷使されているような状態でした。
そのため、膝内側に負担のかかりにくいテーピングと足関節の治療、大腿の筋肉のバランスの改善を行いました。
損傷も軽度だったため、3週間後にはトレーニングへ完全復帰できました。

40代男性

趣味の野球を行っていて投球を行った際に肘関節に痛みが出たため来院されました。
日常生活では、冷蔵庫や風呂の戸を開け閉めする動きで痛みが増強している状態でした。
繰り返しの投球により内側の靭帯を損傷したものと推定し、治療を行いました。
治療後、外反を矯正されないようにテーピングを行い組織の修復を図りました。
肩関節の可動域が制限されていて肘に負担のかかる投球動作だったため、肩も治療し投球動作の改善も行い、1か月半後には競技へ完全復帰できました。

30代女性

ハイヒールで歩行中にバランスを崩し、足関節を捻挫して来院されました。
足関節の外側にある靭帯を損傷していた為、テーピングを行いました。
通常の歩行は2週間で改善しましたが、ハイヒールの際には痛みが残っている状態でした。
筋肉で支えられるようにトレーニングを指導し、来院から一カ月ほどで痛みは完全になくなりました。

50代女性

自転車から転倒して足を着いた際に膝関節を痛めて来院されました。
運動をしなくなってから約5年、体の筋肉量が低下したことも一因です。
関節補強のテーピングと骨格の矯正で、2週間後には痛みが改善しました。
筋肉が落ちて体重を支えられないことを考慮し、トレーニング指導と歩行訓練を並行して行いました。

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