2025.08.28
学校検診で引っかかる理由は?側弯症学校検診引っかかる×側弯症何科を整骨院が指南
「学校検診で側弯症の疑い」と言われたら読むページ
学校検診の後に届く「要再検査」のお知らせ。
とくに多いのが側弯症(そくわんしょう)疑いでの通知です。
「うちの子が本当にそんな病気?」
「病院に行くべき?でも何科にかかればいいの?」
こんな疑問を抱えながら放置してしまうご家庭も少なくありません。
この記事では、整骨院の視点から、
- 側弯症とはどんな症状か
- なぜ学校検診で引っかかるのか
- 再検査では何科を受診すればいいのか
- 整骨院でできるサポート内容
などを、保護者向けにわかりやすく解説します。
そもそも「側弯症」とはどんな状態?
背骨が横にカーブし、ねじれるのが特徴
「側弯症」とは、背骨が左右に曲がり、さらにねじれてしまう状態です。
正常な背骨は、正面から見てまっすぐですが、側弯症ではS字やC字に曲がって見えます。
一般的には10度以上の曲がり(コブ角)が側弯症と診断されます。
成長期に多く見られる「特発性側弯症」
小中学生の学校検診で見つかるのは、思春期特発性側弯症がほとんどです。
これは明確な原因がないタイプで、女子に多く、成長とともに進行しやすいのが特徴です。
- 発症年齢:10~15歳(小学校高学年~中学生)
- 男女比:女子が男子の約5~8倍
- 自覚症状:初期はほとんどなし
このため、見た目や学校検診で指摘されるまで気づきにくいのです。
学校検診で側弯症に引っかかる理由とは?
視診・前屈テスト(アダムステスト)で判断
学校での検診は、短時間かつシンプルな方法で行われます。
主に以下のチェックで「要精密検査」かどうかを判断します。
✅ 姿勢チェック(視診)
- 両肩の高さに差がある
- 肩甲骨の突出が左右で異なる
- 腰のくびれの左右差
✅ 前屈テスト(アダムステスト)
- 前屈時に背中の左右の盛り上がりが違う
- 肋骨の浮き出し方が非対称
これらの見た目の差異を基準に判定され、「再検査」や「整形外科紹介」となるのです。
検診で「引っかかった=すぐに治療」ではない
再検査のお知らせが届いても、すぐに重症というわけではありません。
実際には、
- 見た目だけで判断されているため誤差がある
- 一時的な姿勢のクセによる左右差もある
- 再検査で「問題なし」と診断されるケースも多い
とはいえ、放置しておくと思春期の成長スパートで一気に進行することもあるため、再検査は必ず受けることが大切です。
再検査では何科を受診すればいい?
基本は「整形外科」
再検査や精密検査を受ける際は、整形外科を受診しましょう。
整形外科では、以下のような検査が可能です。
✅ レントゲン撮影
正面・側面からの画像で「コブ角」を測定し、側弯の程度を数値化します。
✅ 進行度の判定
- 10度未満:側弯症とは診断されない
- 10~25度:軽度、経過観察
- 25~40度:中等度、装具療法を検討
- 40度以上:高度、手術が検討される
この数値をもとに、経過観察・装具・リハビリ・手術など、適切な対処法が選ばれます。
整骨院や整体院は「補助的なケア」として活用
整骨院では診断行為やレントゲン撮影はできません。
しかし、整形外科で側弯症と診断された後のケアやサポートには大きな役割を果たします。
- 姿勢のクセを整える手技療法
- 成長期の筋肉バランスをとる調整
- ストレッチ・体幹トレーニングの指導
- 家庭でできるセルフケアの提案
整形外科+整骨院のダブル体制で、側弯症の進行予防や姿勢改善を目指すのが理想です。
側弯症を放置するとどうなる?
見た目だけでなく、機能面にも影響が…
軽度なら問題ないと考えがちですが、側弯症を放置すると以下のような問題が出ることがあります。
- 肩こりや背中のこりが慢性化
- 腰痛の原因になる
- 呼吸が浅くなる(胸郭の変形)
- 姿勢の崩れによる集中力の低下
- 思春期における「見た目」のコンプレックス
特に女子の場合、成長スピードが早く進行も速いため、見た目の変化や心理的負担が大きくなることがあります。
早期発見・早期対応が進行予防の鍵
思春期の成長がピークを迎える前に、適切なケアを開始することが、側弯症の進行を防ぐ最大のポイントです。
- 「10度」未満でも定期的に姿勢をチェック
- 成長期には姿勢バランスを意識
- 運動不足を防ぎ、体幹を鍛える
こうした予防意識が、側弯症の進行や将来の不調リスクを大きく下げてくれます。
整骨院でできる側弯症ケアとは?
1. 姿勢・動作の専門評価
立ち姿・座り方・歩行などを観察し、どこにバランスの崩れがあるかをチェック。
偏った筋肉の使い方や体のねじれを視覚的・触診的に評価します。
2. 骨盤や背骨のアライメント調整
- 背骨や骨盤のわずかな傾きを調整
- 左右差のある筋肉を均等に使えるように施術
- 筋膜の緊張をリリースして可動性UP
急激な矯正ではなく、お子さまの身体に負担をかけない施術が中心です。
3. 家庭でできる運動・ストレッチ指導
学校生活や部活動での姿勢クセを補正する、ご家庭でできるケア方法をお伝えします。
- 肩甲骨まわりの柔軟性UPストレッチ
- 体幹安定のためのインナーマッスルトレーニング
- 歩行や座位姿勢の意識づけ
「病院では様子見」と言われても、整骨院ではすぐに始められる日常ケアをアドバイスできます。
学校検診で「要再検査」となったら整形外科と整骨院を両方活用しよう
- 側弯症は思春期に進行しやすい背骨のゆがみ
- 学校検診では前屈テストや視診でスクリーニング
- 引っかかった場合はまず整形外科へ(何科?→整形外科)
- レントゲンによる診断が進行度を判断する鍵
- 整骨院では姿勢・筋肉バランスのケアが可能
- 成長期だからこそ早めの対処が大切
「様子を見ようかな…」と悩まず、ぜひ専門家のアドバイスを受けてください。
お子さまの未来の健康を守るための一歩になります。