2026.03.17
腰痛がある人ほど膝に負担がかかる理由を整骨院が解説
「腰が痛いだけだと思っていたのに、最近は膝まで違和感が出てきた」
「膝の治療をしても、なぜか腰痛も一緒にぶり返す」
このように腰痛と膝痛が同時、もしくは時間差で起こるケースは、整骨院の現場では決して珍しくありません。
実はこの2つの症状、まったく別の問題ではなく、体の使い方や負担の連鎖によって深くつながっているのです。
本記事では、
なぜ「腰痛がある人ほど膝に負担がかかるのか」を、整骨院の視点から分かりやすく解説します。
腰痛と膝痛は別々の問題だと思っていませんか?
多くの方は、
- 腰痛は「腰の問題」
- 膝痛は「膝の問題」
と、部位ごとに切り分けて考えがちです。
痛みの出ている場所=原因とは限らない
しかし、体は一つのユニットとして連動して動いています。
痛みが出ている場所と、負担の原因になっている場所が違うことは非常に多いのです。
整骨院では、
「なぜそこに負担が集中したのか」
という動きの背景を重視して評価します。
腰痛があると膝に負担がかかる仕組み
骨盤の動きが悪くなることが最大のポイント
腰痛がある方の多くに共通するのが、骨盤の動きの低下です。
本来、歩く・立つ・座るといった動作では、
- 骨盤
- 股関節
- 膝
- 足首
が連動して衝撃を分散します。
しかし腰痛があると、無意識に腰や骨盤の動きをかばうため、
本来骨盤が受けるはずの負担を、膝が代わりに受けてしまう状態になります。
股関節が使えなくなると膝が頑張りすぎる
腰痛が長引くと、股関節の動きも制限されやすくなります。
- 歩幅が小さくなる
- 足を後ろに蹴れなくなる
- 体をひねる動きが減る
こうした状態では、膝の曲げ伸ばしだけで動作をこなそうとするため、
膝への局所的な負担が増加します。
結果として、
「腰痛 → 股関節が使えない → 膝痛が出る」
という流れが生まれます。
膝痛がなかなか改善しない人の共通点
膝だけをケアしている
膝が痛いと、
- 電気を当てる
- 湿布を貼る
- 膝周りの筋トレをする
といった膝だけの対処になりがちです。
もちろん必要なケアではありますが、
腰痛や骨盤の問題が残ったままだと、膝にかかる負担の根本は変わりません。
姿勢や体重のかけ方が崩れている
腰痛がある人は、無意識に
- 片側に体重をかける
- 反り腰や猫背になる
- 立つときに膝をロックする
といった姿勢になりやすく、
そのクセが膝痛を慢性化させる原因になります。
整骨院が注目する「腰〜膝の動きの連動」
重要なのは“動いているかどうか”
整骨院では、レントゲンのような画像だけでなく、
- 立ち上がり動作
- 歩行
- 体重移動
といった動きそのものを確認します。
腰痛と膝痛を併発している方は、
- 骨盤が固まっている
- 股関節が動いていない
- 膝だけが過剰に働いている
といった連動不全が見られることが多いです。
腰の問題を整えることで膝が楽になるケースも
実際の臨床では、
- 腰・骨盤の調整を行った結果
- 膝への負担が減り
- 膝痛が軽減する
というケースも少なくありません。
これは「膝を直接治した」わけではなく、
膝が頑張らなくてもいい体の状態に戻った結果です。
自分でできるセルフチェック
腰痛と膝痛の連動チェック
以下に当てはまる方は、腰と膝の連動が崩れている可能性があります。
- 立ち上がるときに膝が先に痛む
- 歩くと腰を動かさず足だけで進んでいる
- 片脚立ちが不安定
- 階段で膝が重い
複数当てはまる場合、
膝痛の背景に腰痛や骨盤の問題が隠れている可能性があります。
腰痛・膝痛を繰り返さないために大切な考え方
痛い場所だけを見ない
腰痛も膝痛も、
「その場所が弱いから起こっている」とは限りません。
- 動きが止まっている場所
- 代わりに頑張りすぎている場所
このバランスを見直すことが、再発防止につながります。
体全体を一つとして考える
整骨院では、
腰・骨盤・股関節・膝を一つのラインとして捉えることで、
その人に合った施術やケアを考えます。
腰痛が改善すると、
膝への負担が自然と減り、
結果的に膝痛も楽になるという流れを目指します。
まとめ|腰痛と膝痛は「連動の問題」
腰痛がある人ほど膝に負担がかかる理由は、
体の使い方と動きの連動が崩れているからです。
- 腰痛をかばう
- 骨盤・股関節が動かなくなる
- 膝が代わりに頑張る
- 膝痛が出る
この悪循環を断ち切るには、
膝だけでなく、腰から体全体を見る視点が欠かせません。
「膝を治療しているのに良くならない」
「腰痛と膝痛を繰り返している」
そんな方こそ、一度体の連動に目を向けてみてください。
整骨院では、そのヒントを見つけることができます。