2024.02.28
座骨神経痛の真実パート2
皆さん、こんにちは。
前回大塚が担当したブログは、坐骨神経痛についてのお話でしたが、坐骨神経痛の症状を引き起こす疾患は多く書き足りなかったので、2回に渡ってお話さえて頂きます。

坐骨神経痛を引き起こす疾患の続き(椎間板ヘルニア)
椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板の一部が外側に突出し、神経根や脊髄を圧迫する状態を指します。脊椎の椎間板は、椎骨と椎骨の間に存在するクッションのような構造であり、脊椎
の動きを緩和し、負荷を吸収する役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、この椎間板の外層が破れ、内部のゼリー状の物質が外に漏れ出すことで生じます。
一般的に、椎間板ヘルニアは次のような症状を引き起こすことがあります
椎間板ヘルニアの症状は、患者の個々の状況やヘルニアの位置、圧迫される神経根の場所などによって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものがあります。
椎間板ヘルニアの症状
痛み
最も一般的な症状の一つで、ヘルニアがある脊椎の部位や圧迫された神経根の位置によって変化します。腰椎ヘルニアの場合は腰や臀部、大腿部、下肢に痛みが生じ、頸椎ヘルニアの場合は首や肩、上肢に痛みが生じることがあります。
しびれや痺れ
圧迫された神経根によって感覚異常が生じることがあります。これには、指先や足先のしびれや痺れ、麻痺感が含まれます。
筋肉の弱さ
圧迫された神経が関連する筋肉の運動を制御する能力を低下させることがあります。その結果、筋肉の弱さや筋力低下が生じることがあります。
感覚異常
圧迫された神経が関連する部位の感覚を変化させることがあります。これには、痛みやしびれ、チクチク感などが含まれます。
悪化する症状
特定の動作や姿勢、例えば前屈や傾斜、座位や立位などが症状を悪化させることがあります。
これらの症状は、ヘルニアの位置や大きさ、患者の個人差によって異なります。また、一部の患者は症状が軽微である場合もあります。
椎間板ヘルニアの原因
椎間板ヘルニアの発生原因は、椎間板の損傷や変性によって生じます。以下に主な発生原因をいくつか挙げます:
加齢:
加齢に伴い、椎間板の水分含有量が減少し、椎間板の弾力性や柔軟性が低下します。これによって、椎間板の変性や損傷が進行しやすくなります。
姿勢の問題
長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪化が椎間板に過度の負荷をかけ、椎間板の変性や損傷を引き起こす原因となることがあります。
過度な負荷や動作
長時間の重い物の持ち上げや運搬、不適切な姿勢での動作、突然の過度な負荷などが、椎間板に負担をかけ、損傷を引き起こすことがあります。
怪我や外傷
転倒や事故、スポーツでの怪我などが、椎間板に直接的な損傷を与えることがあります。
遺伝的要因
椎間板ヘルニアは、一部の場合、遺伝的な要因によっても引き起こされることがあります。家族歴によるリスクがあるとされています。
喫煙:
喫煙は、椎間板の血行を悪化させ、椎間板の変性や損傷を促進する可能性があります。
椎間板ヘルニアは、これらの要因の組み合わせによって引き起こされることがあります。特に、加齢による椎間板の変性や損傷が主な原因の一つとされています。
まだまだ、坐骨神経痛を引き起こす疾患はあります。
次は、梨状筋症候群です。

梨状筋症候群
梨状筋症候群の原因
梨状筋症候群は、梨状筋(piriformis muscle)が炎症や過度の緊張、圧迫などによって神経を圧迫することで引き起こされる症候群です。梨状筋は、骨盤の底部に位置し、大腿骨の外側に伸びています。この筋肉が炎症を起こしたり、過度に緊張したりすると、梨状筋の周囲の神経(坐骨神経など)が圧迫され、症状が現れることがあります。
梨状筋症候群の発生原因はさまざまですが、以下のような要因が関与することがあります:
姿勢の問題
長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪化が梨状筋の過度の緊張や炎症を引き起こす原因となることがあります。
過度な運動
梨状筋を過度に使う運動や、梨状筋を過剰に負荷する運動が症状の発生原因となることがあります。
外傷
脊椎や骨盤の外傷、筋肉の損傷などが、梨状筋症候群の原因となることがあります。
姿勢の変化
脊椎の変形や骨盤の歪み、姿勢の変化などが、梨状筋に圧迫を与えることがあります。
神経疾患
神経の病気や障害が、梨状筋症候群の発症に関与することがあります。
梨状筋症候群の症状
臀部や骨盤周辺の痛み
最も一般的な症状であり、臀部の深部や骨盤周辺で感じられることがあります。しばしば坐骨神経の走行に沿って痛みが広がることがあります。
坐骨神経痛
梨状筋が坐骨神経を圧迫することがあるため、坐骨神経痛が生じることがあります。この場合、臀部から下肢にかけての痛みやしびれ、痺れが生じることがあります。
下肢のしびれや痺れ
梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、下肢にしびれや痺れが生じることがあります。特に大腿部や下腿部、足に感じられることが多いです。
歩行時の痛み
歩行時や立ち上がる際に、痛みが増すことがあります。特に長時間座っていた後などにこの症状が現れることがあります。
坐骨神経の圧迫
坐骨神経の圧迫によって、下肢の筋力低下や足の動きの制限、さらには尿や便の失禁などの症状が生じることがあります。これらの症状は重篤な場合に起こることがあります。

この様に2回に渡って坐骨神経痛だけでお話しましたが、色々な疾患がありその一つ一つに原因や症状の違いなどもあって、皆さんも整形外科などで坐骨神経痛の疑いと言われたら、何からくる座骨神経痛ですかと確認してみて下さい。
宜しくお願い致します。